Architect Labo

設計の徒然日記

Archive for 11月, 2010

壁の中から出てきた懐かしいモノ

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とある現場の改装工事で、既存の外壁をめくってみたら・・・壁の中から随分と懐かしい缶コーヒーの空き缶が出てきました↓↓↓

20101120

保存状態?は良好、未開封だったら貴重かも・・・苦笑

 

ちなみに現在のデザインは↓↓↓

20101120
う〜む年代を感じます。

しかし現在のデザインも月日の経過とともに懐かしく感じる時が来るんでしょうね。

 

 

それにしても・・・壁の中にこうしたものを残したままにしてはいけません。

Written by architecter

11月 20th, 2010 at 2:38 pm

Posted in つぶやき

コンクリートの品質管理 スランプ

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塩化物量に続き、今回はスランプ試験について。

スランプ・・・実力が発揮できず、成績などが一時的に落ち込んでいる状態・・・というスランプではなく、コンクリートの流動性を示すスランプ値を求める試験です。

品質試験のために採取したコンクリートをスランプコーンと呼ばれる容器に三回に分けて充填し、スランプコーンを抜き取ったとき何センチ崩れたか・・・というのが検査の概要です。

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当然、生コンプラントでは練り混ぜの際に骨材に含まれる水分量を検出し、練り混ぜ機械のプロペラの回転抵抗などからコンクリートの流動性を厳密に管理していますが、現場のスランプ試験で設定値に近づけるのはある種のテクニックも必要かと・・・。

現場でスランプ試験の直後に「技ですね!」と声をかけると苦笑いされますが、この試験で許容範囲に収まらなければ不合格品になるため、試験する方も失敗は許されませんから真剣ですね。

実際にコンクリートの打設を見ているとスランプ試験で求められた数値は変わらなくても、固そうな時と柔らかそうな時があり、実際に職人さんに声をかけてみると「何となく固いね」とか「確かに柔らかいね」といわれることもあります。スランプ試験は合格の範囲内でバラツキはあるものです。

ちなみに、コンクリートを発注する際に「スランプ○○㎝のチョッと柔らかめで!」という笑い話もあるとかないとか。

Written by architecter

11月 7th, 2010 at 11:13 pm

Posted in 検査,監理

コンクリートの品質管理 塩化物量

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現代の建築には欠かすことが出来ないのがコンクリート工事。

生コンを型枠に流し込むことを「打設」(だせつ)と呼びますが、この打設をする前にするべきことが幾つかあります。

コンクリートが事前の配合報告書に準じているのか伝票で確認することは言うまでもありませんが、実際に現場へ納品された生コンを一輪車に一杯分ほど採取して打設開始前に品質試験を行います。

この試験で代表的なものには「スランプ試験」「空気量試験」「塩化物量試験」そして圧縮強度試験のための「供試体採取」で、これらを一式として行います。

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特に塩化物は、後々のコンクリート品質にも大きな影響を与えるため厳重な管理が求められます。現場で品質試験用に採取した生コンに、カンタブと呼ばれる試験片を用いて塩化物量を測定しますが、このカンタブについて多くのwebsiteでは「コンクリートの中の練り水に含まれる塩化物量を測定するものです。塩素分析のモール法を基本原理とし、臨床化学検査の分野で著しい進歩をみせているドライケミストリー(Dry Chemistry)の手法を導入して、精度を損なわずに操作を簡単にしたフレッシュコンクリート中の塩分測定計を行います。」という解説がされていますが、なんだか難しいですね。

更に難しく解説すると「モール法とは、塩化物イオンの濃度が未知である試料水溶液に、濃度既知の硝酸銀水溶液を滴下して 難溶性の塩化銀の沈澱を形成させ、加えた硝酸銀水溶液の体積から、試料溶液の塩化物イオンの濃度を求める方法です。このモール法に、ドライケミストリー(DryChemistry)の手法を導入して、精度を損なわずに操作を簡単にしたものが、「カンタブ」(塩分量測定計)です。ドライケミストリーとは、特定の化学反応を起こす試薬が乾燥状態で用意されていて、そこに液体状の検体が添加されると、検体中の水分を溶媒として、試薬が含まれているマトリックスの中で反応が進行するものです。カンタプは、塩素イオンが存在すると茶褐色の試薬が白色に変化することを利用しています。」ということで、途中から読むのも面倒になってしまいますね(苦笑

 

分かりやすく例えると・・・カンタブをコンクリートに差し込み、毛細管現象を利用してリトマス紙の様な試験片の変色した度合いで判定する仕組み・・・というものです。

Quantab

 

 

しかしこのカンタブも気を付けなければいけないことがあります。

一般にカンタブは生コンプラントのコンクリート技師が現場に持参しますが、特に何も指示をしなければ「低濃度品」のカンタブしか持ってこないと言うことです。

民間の工事なら「低濃度品」でも特に問題にはなりませんが、実はこの「低濃度品」は認定品ではないため、公共工事において「低濃度品」だけで試験をすると監督職員から突っ込みを受ける可能性があります。

ですから公共工事の場合は「低濃度品」と併せて「標準品」のカンタブも用意してもらう必要があります。

 

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よく見かけるカンタブですが、青色が「低濃度品」で、緑色が「標準品」です。

「低濃度品」と「標準品」??・・・初めて知ったという方も多いと思いますが、標準品で試験しても反応が殆どないため実際には数値の読み取りは不可能です。逆に言うと標準品で反応が出てしまうとアウトになる訳ですが、公共工事の場合は標準品で合格なら問題ありません。(実際には監督職員と事前に協議して確認して下さいね)

しかし、プラント側としては詳細な数値を求めたがるため、公共工事の場合は「標準品」で試験しても数値が読み取れなかったため「低濃度品」で確認しました・・・というシナリオが必要ですね。

Written by architecter

11月 5th, 2010 at 11:23 pm

Posted in 検査,監理