Architect Labo

設計の徒然日記

コンクリートの品質管理 スランプ

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塩化物量に続き、今回はスランプ試験について。

スランプ・・・実力が発揮できず、成績などが一時的に落ち込んでいる状態・・・というスランプではなく、コンクリートの流動性を示すスランプ値を求める試験です。

品質試験のために採取したコンクリートをスランプコーンと呼ばれる容器に三回に分けて充填し、スランプコーンを抜き取ったとき何センチ崩れたか・・・というのが検査の概要です。

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当然、生コンプラントでは練り混ぜの際に骨材に含まれる水分量を検出し、練り混ぜ機械のプロペラの回転抵抗などからコンクリートの流動性を厳密に管理していますが、現場のスランプ試験で設定値に近づけるのはある種のテクニックも必要かと・・・。

現場でスランプ試験の直後に「技ですね!」と声をかけると苦笑いされますが、この試験で許容範囲に収まらなければ不合格品になるため、試験する方も失敗は許されませんから真剣ですね。

実際にコンクリートの打設を見ているとスランプ試験で求められた数値は変わらなくても、固そうな時と柔らかそうな時があり、実際に職人さんに声をかけてみると「何となく固いね」とか「確かに柔らかいね」といわれることもあります。スランプ試験は合格の範囲内でバラツキはあるものです。

ちなみに、コンクリートを発注する際に「スランプ○○㎝のチョッと柔らかめで!」という笑い話もあるとかないとか。

Written by architecter

11月 7th, 2010 at 11:13 pm

Posted in 検査,監理