Architect Labo

設計の徒然日記

Archive for 6月, 2011

無筋コンクリート

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あまり扱うことがない無筋コンクリート。

今日は外構で大型ブロック擁壁の基礎部分に打設する無筋コンクリートの立ち会いです。

無筋なので・・・迷いましたが、念のため塩化物量の計測です。公共工事なので技術評価を受けた標準品のカンタブで行いました。

え?標準品??という方も少ないのかも。一般に良く使われている低濃度品の青色のカンタブは技術評価を受けた試験片ではありません。詳しくは以前の記事をご参照下さい。

 

そして今回初体験だったのは「単位水量推定試験」を行ったことです。土木工事ではよく行われる試験だそうですが建築では先ず行いません。その名の通り単位水量の試験です。

生コンの品質試験で、なぜ秤を持ってきたのだろうか・・・と見ていると

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配合計画書で決められた水量と、現場で採取した生コンの水量が一致するかを確認する試験で、今回の結果は+1kg/m3で合格でした。

 

なるほど、こういう試験もあるのか! と新たに余分な(?)知識を身に付けた検査立ち会いでした。

Written by architecter

6月 28th, 2011 at 11:49 pm

地盤の地耐力確認・・・平板載荷試験

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建物を支える根本部分は支持地盤です。

同じ面積の建物なら、木造 < 鉄骨造 < 鉄筋コンクリート造の順に建物は重くなり、重くなるほど強固な地盤に建物を支持させる必要があります。建物下の地盤にはどんな種類の地層がどの位置にどれだけの厚みが存在するのか、それを知るためには地盤の強度を確認すると共に土質のサンプリングが出来る標準貫入試験が適していますが、建物の重量と調査コストのバランスから木造住宅ではサウンディング調査が主流ですね。で、その調査結果から支持層の位置や強度、場合によっては支持層の厚みを確認して設計支持地盤を設定します。

更に、重量が大きな建物では実際の地盤に設計通りの地耐力があるのかどうか、また、広範囲にわたって地盤改良工事を行った場合には改良後の地盤強度を確認するためにも、工事の段階で地盤調査をすることがあります。この工事の段階では余程のことが無い限り、標準貫入試験の様な調査ではなく、実際に支持地盤に荷重を加えて単時間辺りの荷重と沈下量から地耐力を確認する平板載荷試験を行います。

 

今回は擁壁部分についての地盤調査で、現場に搬入されている大型重機を錘りとして平板載荷試験を行いましたが、結果は地耐力不足となりました。

平板載荷試験は、事前に設計地耐力から試験で用いる試験荷重を算出し、段階的に荷重を掛けていきます。試験機器をセットした状態が上の画像ですが、厚さ3センチほどの銀色の円盤の上にジャッキを載せ、重機を錘りとして地盤に荷重を加えていきます。

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試験途中の様子がこの画像。

銀色の円盤がめり込んで、円盤の上面しか見えなくなっています。厚さ3センチ以上めり込みは地盤の破断とみなし、地耐力不足として試験は終了です。

 

試験の結果、地耐力がありませんでした・・・で終われる訳はありませんね。今回は表層地盤改良で対処することになりましたが、この表層地盤改良をするためには、支持する荷重と改良地盤の自重を、破断した現況地盤に支持させなくてはいけないため。先ずは現場の土質を採取して一軸圧縮試験を行い現況地盤の強度を確認します。その結果から改良地盤の底盤面積と厚み算出し、その強度に見合った固化剤の添加量を算出しなくてはならないので、明日から改良工事をしましょう・・・と言う訳にはいきません。少なくとも1週間は掛かりますので工期が厳しくなっていきます。

住宅の基礎でも表層地盤改良はよく行われていますが、固化剤の添加量の確認をしていますか??

 

 

 

 

 

Written by architecter

6月 17th, 2011 at 5:03 pm

Posted in 検査,監理

外構改修が終わって大規模修繕工事完了

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大規模修繕工事もいよいよ終盤です。

不陸を起していた駐車場のアスファルト舗装を部分的に撤去して、路盤を調整して再舗装をしています。

 

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不陸を起す原因は様々ですが、既存のアスファルト舗装を捲ってみると、一部にコンクリートが見受けられます。余ったコンクリートを広げたのか分かりませんが、地盤改良を行った場合でも何らかの反応を起こして地盤が膨らんでしまうことがあると土木工事の職人さんが話してくれました。

 

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駐車場の白線を引き直し、駐車場番号を書き直しましたが、あれだけ事前に何度も入居者の方へ告知しても当日は車を停め放しで作業が出来ない部分がありました。(苦笑

 

いろいろありましたが、今回の大規模修繕はゴールデンウィークを挟みましたが、ちょうど2ヶ月で足場は撤去出来ました。連休がなければもう少し早く終わらせることが出来たと思います。

入居者様の協力もあり、工事自体はスムーズに進み感謝感謝です。

 

Written by architecter

6月 6th, 2011 at 2:18 pm