Architect Labo

設計の徒然日記

Archive for 4月, 2013

押し壁部分の建て方完了

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大須商店街で工事中の店舗併用住宅ですが、間口に対して奥行きがとても大きく、商業地域でもあるため可能な限り建物を大きくして有効活用しなくてはいけません。また、防火地域で建物にかかる制限も厳しいため鉄骨で建てるのが一般的ですが、今回は木造耐火建築物で建築しています。

 

通常は建て方をしてから外壁や塗装などの外装工事を行いますが、隣地との境界まで数センチしか空かない状況でお隣さんも同じですから、建て方後に人が入って外壁を貼ったりすることが出来ません。

そこで「押し壁」という工法を採用しました。

押し壁とは、本来の外壁の位置より1mほど内側で外壁の構造部分だけを組み立て、外装工事を済ませてから本来の外壁の位置まで移動させる工法です。

DSC03813

写真も壁の構造体の両外に基礎があるのが見えますが、この状態で外装工事を施工します。

ただ、今回は押し壁の壁自体が非常に大きく、壁を本来の位置に移動させる工事が大掛かりになります。私自身も押し壁の経験は何度かありますが、ここまで大きく、しかも向かい合った2面というのは初めてです。

押し壁で移動させる場合、クレーンを使って壁が倒れないように補助しながら壁を移動させますが、ここでは重機が旋回出来るスペースもなく、壁の重量が計算上10tを超えますが、それを支えられるほど大きな重機も入らないため・・・大きな課題が待ち受けています。

 

この続きはまた報告します。

Written by architecter

4月 22nd, 2013 at 1:10 pm

Posted in つぶやき,住宅