Architect Labo

設計の徒然日記

Archive for 7月, 2014

立上りコンクリート打設

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基礎立上りコンクリート打設で、ベースと同じく27-18-25Nです。

今回、ポンプ車のオペが横着をしました。知らなかったとは言え、コンクリートを扱うものなら常識として、次回同じことをしたら生コン1車持ち帰りを言い渡して作業開始です。

 

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打設に先立ち、型枠寸法の再確認とアンカーボルト・ホールダウンアンカーの長さと埋設長さ、設置位置とコンクリートからの出の寸法を確認します。

通常2階建てならホールダウンアンカーは6~8本程度ですが、今回は3階建てということで36本もあり、やはり開口部付近は応力が集中するためか密に配置されています。

 

アンカーボルト類の田植え設置・・・コンクリートを打設してから埋め込むのは禁止とし、予め設置位置に高さの調整と共に固定しておきます。こうすることで忘れがなくなり、特にホールダウンは筋違の足元との干渉を避けるために芯ズレ納めをさせるので、精度の向上が期待できます。

 

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当然立上りコンクリートでも受け入れ検査をしていますが、ほとんどの検査室は型枠にコンクリートを入れたばかりのテストピースをその場で持ち帰ってしまいます。

あるプラントの試験室は、現場で型枠にコンクリートを入れたテストピースを24時間程度経過してから改めて回収にきます。面倒ですが・・・JISではそうなっているそうです。確かに、コンクリートが柔らかい状態で現場からプラントまで車から振動を受ければ、重い骨材は沈み、水分は上昇して分離するかも? そう考えると24時間たってから回収する検査室は正解ですね。

 

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7月 29th, 2014 at 9:46 pm

同じスランプでも粘りが違う

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基礎のベースコンクリート打設です。

今日も最高気温は35℃超えの酷暑で、コンクリートには厳しい環境です。

 

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このblogでは毎度おなじみのコンクリート受け入れ検査です。

コンクリートの配合は27-18-25N

配合強度が高くなっていますが、水セメント比を抑えて欲しいとプラントに依頼すると高い強度の提案が返ってきます。

 

 

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コンクリート打設はポンプとバイブが一対ですが、やはり27Nのコンクリートはスランプが18でも(試験では17.5)21や24Nのコンクリートに比べると粘りが強いです。

今回は配筋の横筋ピッチが細かくなっていることもあり、バイブをかけても鉄筋を超えて横に溢れ出るとなく、ネバ~っとした感じが酷暑の中、更に暑苦しさを感じさせますね(苦笑

 

 

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これだけ暑いと、もう一つ気を付けたいのはコンクリートの運搬時間。

プラントでセメント・水・骨材・混和材の練り混ぜを開始してから、現場での打設完了まで、外気温が25℃以下の場合で120分、25℃を超える場合は90分以下になるように管理しなくてはいけません。

この時間を超えてしまった場合は原則持ち帰りですから、そのことも事前に業者さんに伝えておく必要があります。そして今回のプラントは以前の工事で依頼した経験もあり、改めてプラント検査の様なことはしていませんが、プラントの規模や品質管理体制、現場までの距離と予想運搬時間を予め確認しておくことは大切ですね。

また、コンクリートを打設する数量は予め図面から拾いますが、現場の施工誤差などにより実際の数量は若干の差が発生し、コンクリートが不足したり余ったりすることがあります。こうした状況を回避するため、最後に到着する生コン車をプラントに待機させて、現場で最後の1台分になった時点で数量を計算して発注するため、最後の1台は到着が遅れます。

この遅れがコンクリートの打ち継ぎ部分として不具合を起こす場合もあるため、打ち継ぎが生じる場合は適切な位置で行うこと、気温や日射等を考慮して運搬時間にも気を配る必要があります。

 

運搬時間や打ち継ぎは、大規模建築や公共工事では当たり前のことですが、規模が小さい住宅工事ではあまり気にされていないようにも思いますので、是非担当者に確認してみて下さい。

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7月 26th, 2014 at 8:26 pm

複雑な配筋

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基礎配筋工事が始まりました。鉄筋業者さんが予め加工した鉄筋を運び込み、順序良く組み立てていきます。今日の最高気温は38度、酷暑の中、業務用の扇風機を4台並べて作業開始です。

 

業者さんによっては、工場で溶接加工した鉄筋を組み立てて並べていく場合もありますが、私が担当する現場では原則溶接加工は禁止しています。認定を取得していれば別ですが、下手くそな溶接は断面欠損したり、金属の組成が変化してしまう可能性があるので、全て手組で組み立ててもらうようにお願いしています。

 

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そして、この鉄筋業者さんは「なぜ住宅の基礎をやっているのですか??」というくらい、早くて上手な業者さんで、鉄筋コンクリートのビルやマンションを専門にやっていてもおかしくない技量を持っています。

しかし、そんな凄腕の業者さんでも、今回の物件は難易度が高いようで「俺じゃないと、他の鉄筋屋では組めないぞ!」といいつつ、いつもはこれくらいの規模なら午後3時前には帰っているはずが、夕方遅くまで組み立てに時間をかけていました。「昨夜は夢の中でも鉄筋を組んでいた」というほど複雑です。

 

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パッと見はとても綺麗です。

綺麗な配筋は出来上がりも問題ないことが多いです。最近の住宅では珍しく立上りの天端がフックになっていて、所々には地中梁もあり、立ち上がりの主筋もD13やD16の使い分けとスラブも3種類あり・・・確かに複雑で、順番を間違えると組み立てられなくなるのが容易に想像つきます。

 

午後から配筋検査を行いましたが、予定より組み立てに時間がかかってしまい、全体の確認は夕方改めて・・・ということで。

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7月 25th, 2014 at 7:01 pm

均しコンクリート打設

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均しコンクリート・・・あまり聞かない名称ですね、一般には「捨てコン」と呼びますが、「捨て」という言葉が嫌なので均しコンと呼んでいます。

 

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前日までに掘削、砕石搬入、転圧まで終わり、防湿フィルム未施工の状態で夕立にうたれましたが、さすがにこの基礎業者さんの地業はしっかり原形を留めていました。

基礎配筋の検査で、転圧した砕石にスペーサーが減り込んでいるのをよく見かけますが、この業者さんの場合、減り込んでいるのを見たことがありません。それほど転圧がしっかりしています。

明日は墨出しをして・・・現在鉄筋業者さんの乗入日を調整中ですが、既に8月2日に土台伏せで予定しているので、配筋検査の手配もしないと!

 

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7月 21st, 2014 at 11:30 pm

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基礎工事着工

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さて、いよいよ基礎着工です。

鋼管杭と基礎着工までに中一日あったので、事前に隣地境界線との狭い部分は既に排水配管を埋設済みです。

 

今回の構造計算に基づくため部分的に地中梁があり、杭天端も2種類の高さがあって結構複雑です。

いつもの基礎業者さんは、難易度が高い工事でも難なく進めていく技量があるので安心してお任せです。が、若干工期が不安定なので、基礎配筋の施工日だけは念押しして、検査立ち会い日の設定を依頼しました。

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7月 18th, 2014 at 5:39 pm

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鋼管杭施工完了

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鋼管杭施工2日目、前日で約25本打込みが出来たようです。

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下段の鋼管を連続で打込みし、打ち終わったものから上段を溶接していきます。

こうすることで、溶接直後に力を加えることなく、自然冷却する時間が稼げるし、施工の効率も良くなります。

 

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全数打込みが完了した状況です。支持地盤に到達してそれ以上貫入しないため、高止まりの状態になっています。

 

 

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BM、設計GLから杭天端のレベルを出し、ガスで切断します。

 

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鋼管杭の天端にキャップを被せ、全周溶接して仕上げます。

 

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レベルで切断した鋼管の確認です。

一部、道路境界に近く、現況GLと基礎底の高低差大きかったため、切縮めをしてもらった分が奥の7本です。

これで打ち込んだ杭の全長も確認出来ますね。

 

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工事自体は2日目の午前10時前に完了しました。

お疲れさまでした!!

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7月 16th, 2014 at 5:19 pm

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鋼管杭着手

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地盤調査と確認申請に絡み、補強工事の確定まで3週間程度を要してしまいましたが、ようやく工事着手です。

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今回は全長9.3mの鋼管杭を打ち込みますが、下段6.0mの上に上段3.3mを全周溶接して接続するため、溶接する職人さんの資格確認を行います。

資格も経験年数も申し分なく、安心してお任せできると思う職人さんでした。

 

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先ずは荷降ろしをして、上段と下段の鋼管に1m毎のラインを入れ、杭全長を確認します。

 

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準備が整ったところで打込み開始です。

事前に施工要領書も確認し、要領に沿った施工手順が出来ているか確認です。

 

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下段を打ち込んだところで、リング状の裏当てを借り溶接し、上段を全周溶接します。

 

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9m付近で鋼管杭を伝ってガリガリガリ・・・と、砂利に到達する音が聞こえてきます。

同時に鋼管が回転しても貫入量が小さくなり、支持地盤に到達したことが確認出来ます。

 

これで1本の打込みが完了で、溶接を含めて約20分程の作業になります。

全部で31本、明日までの施工予定です。

Written by architecter

7月 15th, 2014 at 4:52 pm

地質調査の結果

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先日行った標準貫入試験(以下、ボーリング)の結果が届いていました。

SS(サウンディング)は建物の四隅と中央の合計5ヵ所を調査しますが、ボーリングでは中央の1ヶ所のみを調査しています。

SSでは深さ5.7m付近で地盤の強度が高くなる部分があり、換算N値が最も高いところで19.4でしたが、ボーリング調査では6しかありませんでした。ボーリング調査ポイントと同じ中央付近のSSデータでは17.5でしたので、「何か」に接触したのかも知れませんね。

N値と換算N値は違うものであることは理解していますが、ここまで数値が離れると疑問が生じます。現地でボーリング調査をしてくれた方と話をしましたが、確かにボーリングでは土質サンプル採取と貫入試験を繰り返すため、土質サンプル採取の際に突き抜けてしまったのかも・・・その可能性は確かにありますね。そしてボーリングによる5.75m付近の土質は「シルト交じり細砂」となっており、砂が締まっていて換算N値を上げたのかも知れません。SSは大きな石や埋設物にぶつかると、それ以上深く調査出来ないのは弱点ですね。

そういう意味ではSSとボーリングの併用は理想だと思いますが、木造2階建てでは意見が分かれるところでしょう。

 

心配していた液状化の検討は土質区分とN値による検討で、危険度は低いとの判定が出たのと、支持層の深さと厚みはN値50以上の層が10m付近から2m以上の厚みで確認できたので粒度試験は取りやめて、当初より深くなりましたが9.3mの地層に支持させます。ちなみに砂礫層なので非常に硬いことが予想出来ます。

結果、改良工事は二転三転しましたが、最終的に支持層まで鋼管杭で落ち着きそうです。

 

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Written by architecter

7月 8th, 2014 at 5:23 pm