Architect Labo

設計の徒然日記

Archive for the ‘大規模改修’ Category

新しく大規模修繕が始まります。

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新しく大規模修繕の工事が始まるのに先立って、工事着手前の現場確認に行ってきました。場所は伊勢と四日市に各1棟で、何かと三重県にご縁があります。

両方とも鉄筋コンクリート造の建物で、伊勢は外壁改修と地震に備えて玄関扉を建物変形に対応出来るドアに交換します。四日市は屋上防水の改修工事です。

他にも津で新築工事が進んでいますので、これから暫くは1日掛けて伊勢〜津〜四日市と走り回る日が増えそうですね。

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9月 2nd, 2011 at 5:49 pm

外構改修が終わって大規模修繕工事完了

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大規模修繕工事もいよいよ終盤です。

不陸を起していた駐車場のアスファルト舗装を部分的に撤去して、路盤を調整して再舗装をしています。

 

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不陸を起す原因は様々ですが、既存のアスファルト舗装を捲ってみると、一部にコンクリートが見受けられます。余ったコンクリートを広げたのか分かりませんが、地盤改良を行った場合でも何らかの反応を起こして地盤が膨らんでしまうことがあると土木工事の職人さんが話してくれました。

 

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駐車場の白線を引き直し、駐車場番号を書き直しましたが、あれだけ事前に何度も入居者の方へ告知しても当日は車を停め放しで作業が出来ない部分がありました。(苦笑

 

いろいろありましたが、今回の大規模修繕はゴールデンウィークを挟みましたが、ちょうど2ヶ月で足場は撤去出来ました。連休がなければもう少し早く終わらせることが出来たと思います。

入居者様の協力もあり、工事自体はスムーズに進み感謝感謝です。

 

Written by architecter

6月 6th, 2011 at 2:18 pm

樹脂注入部分の破壊確認?

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今回の修繕工事で見つかったタイルの広範囲に渡る浮き部分は、最終的に既存の浮き部分を全て撤去して新しく貼り替えることとしました。

そして既存タイルを捲ってみると、何カ所か樹脂注入をした跡が確認出来ます。直径は約10センチ程度で、奇麗に丸く広がっていることが分かります。

樹脂注入は平米16穴や25穴と指示しますが、タイル目地の交点から注入して10センチ程度の広がりということは、おおよそ四方の4枚に及んでいる状況なので、タイルのサイズと浮き状況により穴数を検討する必要があります。

 

今回の大規模修繕では、これ程の広範囲の浮きは1カ所だけでした。そして樹脂注入などの補修作業後にも再度打診検査を行い、気になる部分は更に補修を行っているため安心ですが、物件によっては広範囲の浮きがあちこちに散見されることもあるので、事前調査、仮設足場設置後の調査、補修工事完了時など各段階で調査を行い、適切な補修をすることが求められます。合わせて特殊な事例がある場合はその原因を調査し、今後の大規模修繕計画に反映していくことが大切ですね。

 

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5月 21st, 2011 at 6:53 pm

目地で繋がっていただけ

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不具合の塊部分に樹脂注入したところ、この補修方法では手に負えないです! という内容の連絡をもらったので現場に駆けつけてみると、確かに状況は大変なことになっていました。

樹脂注入を行うと、躯体とタイルの隙間部分に樹脂接着剤が浸入し硬化して支持力を発現しますが、今回は注入したことによりタイル面全体がフワフワと浮いてしまい、タイルの一部は脱落してしまいました。

 

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脱落部分を確認すると、躯体のプレキャストにタイル貼付けモルタルが付着していた跡が全く見られず、見事に層間隔離していました。

つまり下地モルタルと目地材だけで繋がっていたようです。その面積はおおよそ2平米ありましたが、改めてタイル浮きの恐ろしさを思い知らされる事例です。

1階だから良かった・・・という訳ではなく、タイルの脱落は大きな事故に繋がるため定期的な検査確認をする必要性があります。大規模修繕計画に記載されている「時期」を重視するのではなく、建物の「実情」に合わせて検査を実施し、修繕を行うことがとても大切ですね。

 

今回の大規模修繕は定期の計画に基づくものですが、計画時期以外でも大きな地震があった場合は直ちに建物を調査して、不具合があれば早期に処置することは建物所有者の責務です。

適切に処置されていれば所有者にとっては安心ですし、建物利用者や建物周辺を通行する人や車にとっても安全な空間を提供出来ますね。

Written by architecter

5月 19th, 2011 at 7:50 pm

使用材料の検収

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建物の修繕工事が大方完了し、残りは外構の補修工事と手摺等の新設工事のみ。

使用した材料検収を行い、計画数量に対し実際に使用した施工数量について空き缶を確認します。

工事期間中は使用した材料の空き缶を現場事務所内で保管し、補修工事、塗装工事、防水工事など各工事の完了段階で使用材料の検収を行います。

 

設計段階で積算する設計数量、見積段階で工事業者さんが拾う計画数量、実際に使用した施工数量は必ずしも一致しませんが、各段階で突き合わせて確認することが大切です。

先ず、見積段階で設計数量と計画数量が大きく違っていれば、数量の拾い忘れや単位数量の間違い等がないか原因を確認します。人が変われば拾い方も若干違います、拾い方には積算基準がありますが、それでも若干は違うのが当たり前で、その違いが許容範囲かどうかも確認します。

そして計画数量と実際の工事数量を確認します。基本的に工事内容の変更がなければ施工する面積は変わらないため、面積当たりの規定数量を守れば計画数量に近い数値になる筈ですが・・・これがなかなか思うようには収まりません(苦笑

 

計画数量に対して施工数量が多少多い分には問題なく施工されていると判断しますが、問題なのは施工数量の方が少ない場合と、逆に施工数量が大幅に多い場合です。

施工数量に増減が生じるのは施工部分の状況に起因する場合が殆どですが、例えば下地が想定よりも良い状態では塗装材の伸びが良く、思ったよりも材料の消費が少なかった・・・ということがあります。しかし、使用材料は単位面積当たりの規定数量が定められているため、監理する立場としては使用数量を守って施工するように指示します。時には施工部位を間違えたということもあります。

逆に下地状態が悪くて思ったよりも材料の消費が多く、計画数量に対して施工数量が大幅に増えてしまうこともあります。

いずれにしても定められた使用数量が守られているかどうか、工事途中でも確認することが大切です。

 

こうした材料検収に慣れている業者さんは、別の現場から空き缶を持ってきて・・・と悪知恵をはたらかせることもあるようです。そうならないためにも、納品時に材料外観にNo.を記入させるなど対策を考えないといけませんね。

Written by architecter

5月 19th, 2011 at 9:48 am

不具合の塊

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1階に不具合がとても多いと報告しましたが・・・不具合の塊が出てきました。

設計調査の段階でも広範囲にわたって浮き音が確認された部分ですが、改めて検査をしてみると、その範囲の大きさに驚きます。

建物全体から見ればごく僅かな面積かも知れませんが、タイルが浮いている可能性があると言うことは、地震の際に脱落して事故に繋がる可能性があります。狭い範囲の浮きでも大変な事故に繋がりますが、広範囲にわたっているとなると・・・そしてこれが高層階だったとしたら、とても恐ろしいことです。

先ずは設計図書で指示した樹脂注入を試みますが、状況によっては撤去貼り替えになるかも知れません。

Written by architecter

5月 18th, 2011 at 5:41 pm

低層部分の補修調査

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建物周囲は駐車場となっているため、1階の仮設足場は極力建物に近づけて設置し、防犯のための仮囲いも1階外壁に密着するように設置されていましたが、ようやく撤去されたので残された1階外壁部分の補修作業に着手で、先ずは不具合部分の調査を行います。

 

今回の物件は1階に不具合部分が多数見受けられます、特に南面に。

南面は太陽光の影響を大きく受けるため不具合部分が多いのは自然なことです。また、低層階で不具合が多い場合は支える上部荷重が多いから・・・と言った理由が挙げられるとは思いますが、1階だけに集中しているのは珍しいのではないかと思います、しかもベランダ手摺のような片持ち部分で。

これと言った原因は考え難いのですが、一般的に外壁タイルでは階や部位によって不具合が多かったりすることはあります。これには色々な原因が考えられますが、例えば躯体のコンクリートを打設した時期が寒冷期や暑期で適切な養生が出来ていなかったり、若しくは養生期間が短かかったり、その他にも複数のタイル職人さんが携わるため、特定の職人さんの手(技術)による原因ではないかと考えられます。

しかし、1階だけとというのは不思議な感じがします。しかもこの建物は廊下やベランダの片持ち部分はプレキャスト構造なので、現場打ちに比べれば精度は安定していると考えるのが普通です。となると、工事当初は不慣れであったため不具合が多かったのか? 2階、3階と同じ作業を繰り返すうちに安定していったのか? 若しくはタイル施工直後に何らの振動を受けたのか? 1階だから振動は伝わりやすいですが・・・そんなことくらいしか思い当たりませんが、今回の補修工事で適切に処理されれば安心ですね。

 

Written by architecter

5月 16th, 2011 at 1:11 pm

仮設足場解体撤去完了

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こういう時に限って週間天気予報はなかなか外れないものですね。台風1号の影響もあり、週中で1日半作業を中止して、本来なら木曜日に完了する予定だった仮設足場の解体撤去は、本日土曜日にようやく完了しました。

今日は終日快晴で足場の解体作業には暑いくらいですが、爽やかな青空をバックに外壁の作業を終えた建物も爽やかに見えます。

 

現場では仮設足場の撤去作業の他、共用廊下部分の防水工事、外廻りの塗装工事も進めており、上下作業とならないよう注意をしています。各職種の職人さんは自分の作業に注意力が注がれるため、周囲の状況に気が廻り難い場合があります。また、ちょっとの間だから・・・と別の職種の作業範囲に入り込んでしまった場合、他の方が気付かないと思わぬトラブルに発展することもあるため、総合的に管理する立場の者が必要になります。

 

が、しかし、大きな事故も無く仮設足場の解体撤去作業完了を迎えられて一安心です。

週明けから、足場や仮囲いがあって作業が出来なかった1階の外壁廻りの修繕が始まります。

Written by architecter

5月 14th, 2011 at 5:42 pm