Architect Labo

設計の徒然日記

Archive for the ‘監理’ Category

太陽光発電パネルを壁に取付け

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太陽光発電パネルの設置が始まりました。

先ずは屋根から・・・カラーガルバリウム鋼板の縦馳葺きに、通常は横長にパネルを伏せますが、今回は隙間なく効率よく設置するために縦長に敷設することとしました。

そのためには屋根の馳せと直行するようにレールを並べますが、複数の金物を組み合わせてレールを固定するまでに、2名の職人さんでほぼ一日がかりです。

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写真は仮固定の状態ですが、前後左右、上下と角度も振れるので、既存家屋に設置する場合で屋根に不陸があっても対応可能でよく考えられた作りをしています。

 

今回は縦長に伏せても屋根だけで10kW以上の設置が出来ないため、不足する分を外壁面に設置することにしました。

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先ずは外壁面の下地位置出しです。

通気胴縁を打ちつけているため、その位置を確認しながら、壁取り付けレールのビス穴の位置と合わせていきます。胴縁を外すと雨水侵入のリスクが増えるので要注意です。

 

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そんなこんなで職人さん2人で約半日かかって、仮固定まで出来ました。南側に建つ住宅から延びる屋根の影も、11月上旬でこれだけ離隔があれば冬至も大丈夫??

冬至は今この時期よりも太陽の南中高度が6°程度下がるので微妙ですね・・・。

 

壁付けは前例が無いので、いきなりお客様の新築工事で試す訳にはいきませんが、自宅なら実験的にokですね(笑

系統連係はもう暫く先ですが、発電量が楽しみです。

Written by architecter

11月 10th, 2014 at 10:07 pm

外装下地

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外壁を施工する前の防水処理です。

水蒸気を通して水滴を通さない「透湿防水シート」を施工します。これは水の分子の大きさで分けられ、水蒸気のような小さなものは通しますが、水滴のような大きなものはシャットアウトするものです。シート自体は紙のような感触ですが、細かな繊維が絡み合い、水蒸気のみを通す仕組みになっています。

 

今回はこの防湿防水シートにアルミ加工が施され、熱も反射する優れモノを採用しています。熱の反射とは主に赤外線のことで、夏場は陽ざしからくる室内への輻射熱を防ぎ、冬は屋内からの熱の放射を抑え、魔法瓶のような効果を発揮します。

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デュポン タイベックシルバーです。

色々なメーカーから透湿防水シートにアルミ加工を施したものが出ていますが、見た目はよく似ていても中身は全く違うものも見受けられます。デュポンのタイベックシルバーは極細繊維の段階でアルミが蒸着され、それをシート状に製品化されているため、他社のラミネート加工されたものに比べて耐久性は高いようです。

実際、外壁の下地部分は外壁の素材にもよりますが、サイディングや金属系の場合、かなり高温になります。高温高湿の状態でアルミが劣化してしまっては、せっかくの遮熱効果も薄れてしまうので、耐久試験の成績などを見比べてタイベックシルバーを採用しました。

 

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シートは優れていても施工するのは人です。

どんなに手間をかけても隙間が出来てしまったり、それに気付かずに外壁を貼ってしまうと後々の漏水事故にもつながってしまうので、要所要所は防水テープによる補強を行います。統計的にどの部分からの漏水事項が多いのか、データに基づいて補強を行う箇所も予め分かっています。

 

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配管や配線の貫通部分も入念に防水テープで補強をします。

この後、第三者による外装下地検査も受け、外壁工事へと移行します。

 

Written by architecter

9月 8th, 2014 at 7:57 pm

金物取付け

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建て方から約3週間・・・ようやく金物の取付け目処がつきました。

お盆休みもあり、毎日必ず雨が降るような悪天候のなか、大工さんは毎日ブルーシートを捲ったり囲ったりの繰り返しでご苦労様です。

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3階建は構造の負担が大きいため、柱脚にはホールダウン金物が多数取り付けられています。基礎から土台を固定するアンカーボルトの他にホールダウン用のφ16の太くて長いボルトも設置します。

以前にも書きましたが、30坪程度の2階建てならホールダウン用アンカーボルトは5~6本程度ですが、今回の3階建は36本もあります。基礎に埋め込む場合は事前に筋違の位置やアンカーボルトと干渉しないように設置していますが、問題は柱頭です。

 

 

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当初の予定では、手前の柱頭にホールダウン20kNを2本設置することになっていましたが、現場の納まりで梁下にボルト引きの箱穴があり、ボルトとも干渉するためホールダウンを2本設置することは出来ませんでした。

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対策として20kN×2=40kNの金物が7月から発売されたとのことで、今回はこの40kNの金物を設置しすることにしました。

但し、注意したいのは上階へ貫通しているボルトは通常タイプだと40kNの引っ張り強度に耐えられないということで、上部写真のように青く色付けされた高強度のボルトを採用しなくてはいけません。そして、上階の金物も強度のバランスを取るために40kNに変更する必要があります。

 

ちなみに、2枚目の写真に写っている黒いシリンダーのようなものは「制振ダンパー」で、地震の揺れを半分程度に吸収してくれる優れモノです。

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8月 27th, 2014 at 8:48 pm

給水配管

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屋内の上下水配管が進んでいます。暮らし方や間取りによって、キッチンや浴室といった水廻り設備が2階に配置することも多くなりました。

 

給水・給湯配管はヘッダー工法によるものが主流となっていますが、このヘッダーを配置する場所にも工夫があります。

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1階に水廻りがある場合は、写真のように1階の床下=基礎部分にヘッダーを設置して、配管を直上の床まで立ち上げますが、2階にキッチンや浴室などの水廻りがある場合は、配管径や水圧により十分な吐水量を確保することが難しい場合もありますので、よくよく検討する必要があります。

最近の住宅では、道路からの水道引き込みをφ20で行う場合が増えており、市町村によってはφ20を標準にしているところもあります。しかし、まだまだφ13の場合が多く、例えば2階に浴室を設けた場合、他で湯水を使われるとシャワーの勢いが極端に落ちるケースもあります。

ですから、引込をφ20にするなど配管が太くなれば十分な水圧を見込むことが出来ますが、費用の負担も増えるるので配管による工夫も必要です。

 

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2階の水廻り用に1階の天井裏=2階の床下部分にもヘッダーを設置しました。

このヘッダーまでの主配管を太い径のものにして水圧を確保し、このヘッダーからの枝配管は通常のφ13で施工します。ちなみに蛇口や設備へ接続する配管はφ13が規準となっていますので、φ20で配管したとしても径を絞る必要があります。

ヘッダー配管の場合、配管径の種類は10A、13A、16A、20Aがあり、数字がそれぞれの径を示しています。同時使用する器具の種類と優先順位、配管延長、高低差などを考慮して決めなくてはいけませんね。

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8月 18th, 2014 at 8:32 pm

立上りコンクリート打設

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基礎立上りコンクリート打設で、ベースと同じく27-18-25Nです。

今回、ポンプ車のオペが横着をしました。知らなかったとは言え、コンクリートを扱うものなら常識として、次回同じことをしたら生コン1車持ち帰りを言い渡して作業開始です。

 

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打設に先立ち、型枠寸法の再確認とアンカーボルト・ホールダウンアンカーの長さと埋設長さ、設置位置とコンクリートからの出の寸法を確認します。

通常2階建てならホールダウンアンカーは6~8本程度ですが、今回は3階建てということで36本もあり、やはり開口部付近は応力が集中するためか密に配置されています。

 

アンカーボルト類の田植え設置・・・コンクリートを打設してから埋め込むのは禁止とし、予め設置位置に高さの調整と共に固定しておきます。こうすることで忘れがなくなり、特にホールダウンは筋違の足元との干渉を避けるために芯ズレ納めをさせるので、精度の向上が期待できます。

 

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当然立上りコンクリートでも受け入れ検査をしていますが、ほとんどの検査室は型枠にコンクリートを入れたばかりのテストピースをその場で持ち帰ってしまいます。

あるプラントの試験室は、現場で型枠にコンクリートを入れたテストピースを24時間程度経過してから改めて回収にきます。面倒ですが・・・JISではそうなっているそうです。確かに、コンクリートが柔らかい状態で現場からプラントまで車から振動を受ければ、重い骨材は沈み、水分は上昇して分離するかも? そう考えると24時間たってから回収する検査室は正解ですね。

 

Written by architecter

7月 29th, 2014 at 9:46 pm

同じスランプでも粘りが違う

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基礎のベースコンクリート打設です。

今日も最高気温は35℃超えの酷暑で、コンクリートには厳しい環境です。

 

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このblogでは毎度おなじみのコンクリート受け入れ検査です。

コンクリートの配合は27-18-25N

配合強度が高くなっていますが、水セメント比を抑えて欲しいとプラントに依頼すると高い強度の提案が返ってきます。

 

 

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コンクリート打設はポンプとバイブが一対ですが、やはり27Nのコンクリートはスランプが18でも(試験では17.5)21や24Nのコンクリートに比べると粘りが強いです。

今回は配筋の横筋ピッチが細かくなっていることもあり、バイブをかけても鉄筋を超えて横に溢れ出るとなく、ネバ~っとした感じが酷暑の中、更に暑苦しさを感じさせますね(苦笑

 

 

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これだけ暑いと、もう一つ気を付けたいのはコンクリートの運搬時間。

プラントでセメント・水・骨材・混和材の練り混ぜを開始してから、現場での打設完了まで、外気温が25℃以下の場合で120分、25℃を超える場合は90分以下になるように管理しなくてはいけません。

この時間を超えてしまった場合は原則持ち帰りですから、そのことも事前に業者さんに伝えておく必要があります。そして今回のプラントは以前の工事で依頼した経験もあり、改めてプラント検査の様なことはしていませんが、プラントの規模や品質管理体制、現場までの距離と予想運搬時間を予め確認しておくことは大切ですね。

また、コンクリートを打設する数量は予め図面から拾いますが、現場の施工誤差などにより実際の数量は若干の差が発生し、コンクリートが不足したり余ったりすることがあります。こうした状況を回避するため、最後に到着する生コン車をプラントに待機させて、現場で最後の1台分になった時点で数量を計算して発注するため、最後の1台は到着が遅れます。

この遅れがコンクリートの打ち継ぎ部分として不具合を起こす場合もあるため、打ち継ぎが生じる場合は適切な位置で行うこと、気温や日射等を考慮して運搬時間にも気を配る必要があります。

 

運搬時間や打ち継ぎは、大規模建築や公共工事では当たり前のことですが、規模が小さい住宅工事ではあまり気にされていないようにも思いますので、是非担当者に確認してみて下さい。

Written by architecter

7月 26th, 2014 at 8:26 pm

複雑な配筋

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基礎配筋工事が始まりました。鉄筋業者さんが予め加工した鉄筋を運び込み、順序良く組み立てていきます。今日の最高気温は38度、酷暑の中、業務用の扇風機を4台並べて作業開始です。

 

業者さんによっては、工場で溶接加工した鉄筋を組み立てて並べていく場合もありますが、私が担当する現場では原則溶接加工は禁止しています。認定を取得していれば別ですが、下手くそな溶接は断面欠損したり、金属の組成が変化してしまう可能性があるので、全て手組で組み立ててもらうようにお願いしています。

 

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そして、この鉄筋業者さんは「なぜ住宅の基礎をやっているのですか??」というくらい、早くて上手な業者さんで、鉄筋コンクリートのビルやマンションを専門にやっていてもおかしくない技量を持っています。

しかし、そんな凄腕の業者さんでも、今回の物件は難易度が高いようで「俺じゃないと、他の鉄筋屋では組めないぞ!」といいつつ、いつもはこれくらいの規模なら午後3時前には帰っているはずが、夕方遅くまで組み立てに時間をかけていました。「昨夜は夢の中でも鉄筋を組んでいた」というほど複雑です。

 

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パッと見はとても綺麗です。

綺麗な配筋は出来上がりも問題ないことが多いです。最近の住宅では珍しく立上りの天端がフックになっていて、所々には地中梁もあり、立ち上がりの主筋もD13やD16の使い分けとスラブも3種類あり・・・確かに複雑で、順番を間違えると組み立てられなくなるのが容易に想像つきます。

 

午後から配筋検査を行いましたが、予定より組み立てに時間がかかってしまい、全体の確認は夕方改めて・・・ということで。

Written by architecter

7月 25th, 2014 at 7:01 pm

均しコンクリート打設

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均しコンクリート・・・あまり聞かない名称ですね、一般には「捨てコン」と呼びますが、「捨て」という言葉が嫌なので均しコンと呼んでいます。

 

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前日までに掘削、砕石搬入、転圧まで終わり、防湿フィルム未施工の状態で夕立にうたれましたが、さすがにこの基礎業者さんの地業はしっかり原形を留めていました。

基礎配筋の検査で、転圧した砕石にスペーサーが減り込んでいるのをよく見かけますが、この業者さんの場合、減り込んでいるのを見たことがありません。それほど転圧がしっかりしています。

明日は墨出しをして・・・現在鉄筋業者さんの乗入日を調整中ですが、既に8月2日に土台伏せで予定しているので、配筋検査の手配もしないと!

 

Written by architecter

7月 21st, 2014 at 11:30 pm

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