Architect Labo

設計の徒然日記

Archive for the ‘N’ Category

換気設備の調整

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一種換気を稼働させて暫く経ちますが、家の中は当然ながら上階ほど暖かく、下階ほど寒いです。

暖かい空気は上部に滞留するので、1~3階の吹抜けと、2~3階の吹抜けと、シーリングファン2台で空気の循環はかなり良いですが、やはり温度は上階ほど暖かいものです。

そういえばこの換気設備で小屋裏の空気を1階床下まで送風する機能を付けましたが、スイッチは未設定のまま。小屋裏が暖かければ、その暖かい空気を1階床下に送れるので熱の循環になりますが、今回は天井断熱を採用したため小屋裏はほぼ外気温と同じで寒く、センサーが働いて送風することが出来ません。

メーカーの設置説明書では小屋裏の一部を囲い、直下の天井にガラリを付けて暖かい空気を取り込むようになっていましたが、今回は天井ガラリから直結で1階に暖かい空気を送るようにダクトを引き直しました。

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1階床下のダクト出口を見てみると・・・断熱材に密着して出口が塞がっていましたので向きを直して暫く様子見ですね。

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12月 30th, 2014 at 5:20 pm

Posted in つぶやき,住宅,

太陽光発電パネルを壁に取付け

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太陽光発電パネルの設置が始まりました。

先ずは屋根から・・・カラーガルバリウム鋼板の縦馳葺きに、通常は横長にパネルを伏せますが、今回は隙間なく効率よく設置するために縦長に敷設することとしました。

そのためには屋根の馳せと直行するようにレールを並べますが、複数の金物を組み合わせてレールを固定するまでに、2名の職人さんでほぼ一日がかりです。

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写真は仮固定の状態ですが、前後左右、上下と角度も振れるので、既存家屋に設置する場合で屋根に不陸があっても対応可能でよく考えられた作りをしています。

 

今回は縦長に伏せても屋根だけで10kW以上の設置が出来ないため、不足する分を外壁面に設置することにしました。

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先ずは外壁面の下地位置出しです。

通気胴縁を打ちつけているため、その位置を確認しながら、壁取り付けレールのビス穴の位置と合わせていきます。胴縁を外すと雨水侵入のリスクが増えるので要注意です。

 

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そんなこんなで職人さん2人で約半日かかって、仮固定まで出来ました。南側に建つ住宅から延びる屋根の影も、11月上旬でこれだけ離隔があれば冬至も大丈夫??

冬至は今この時期よりも太陽の南中高度が6°程度下がるので微妙ですね・・・。

 

壁付けは前例が無いので、いきなりお客様の新築工事で試す訳にはいきませんが、自宅なら実験的にokですね(笑

系統連係はもう暫く先ですが、発電量が楽しみです。

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11月 10th, 2014 at 10:07 pm

外装下地

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外壁を施工する前の防水処理です。

水蒸気を通して水滴を通さない「透湿防水シート」を施工します。これは水の分子の大きさで分けられ、水蒸気のような小さなものは通しますが、水滴のような大きなものはシャットアウトするものです。シート自体は紙のような感触ですが、細かな繊維が絡み合い、水蒸気のみを通す仕組みになっています。

 

今回はこの防湿防水シートにアルミ加工が施され、熱も反射する優れモノを採用しています。熱の反射とは主に赤外線のことで、夏場は陽ざしからくる室内への輻射熱を防ぎ、冬は屋内からの熱の放射を抑え、魔法瓶のような効果を発揮します。

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デュポン タイベックシルバーです。

色々なメーカーから透湿防水シートにアルミ加工を施したものが出ていますが、見た目はよく似ていても中身は全く違うものも見受けられます。デュポンのタイベックシルバーは極細繊維の段階でアルミが蒸着され、それをシート状に製品化されているため、他社のラミネート加工されたものに比べて耐久性は高いようです。

実際、外壁の下地部分は外壁の素材にもよりますが、サイディングや金属系の場合、かなり高温になります。高温高湿の状態でアルミが劣化してしまっては、せっかくの遮熱効果も薄れてしまうので、耐久試験の成績などを見比べてタイベックシルバーを採用しました。

 

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シートは優れていても施工するのは人です。

どんなに手間をかけても隙間が出来てしまったり、それに気付かずに外壁を貼ってしまうと後々の漏水事故にもつながってしまうので、要所要所は防水テープによる補強を行います。統計的にどの部分からの漏水事項が多いのか、データに基づいて補強を行う箇所も予め分かっています。

 

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配管や配線の貫通部分も入念に防水テープで補強をします。

この後、第三者による外装下地検査も受け、外壁工事へと移行します。

 

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9月 8th, 2014 at 7:57 pm

金物取付け

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建て方から約3週間・・・ようやく金物の取付け目処がつきました。

お盆休みもあり、毎日必ず雨が降るような悪天候のなか、大工さんは毎日ブルーシートを捲ったり囲ったりの繰り返しでご苦労様です。

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3階建は構造の負担が大きいため、柱脚にはホールダウン金物が多数取り付けられています。基礎から土台を固定するアンカーボルトの他にホールダウン用のφ16の太くて長いボルトも設置します。

以前にも書きましたが、30坪程度の2階建てならホールダウン用アンカーボルトは5~6本程度ですが、今回の3階建は36本もあります。基礎に埋め込む場合は事前に筋違の位置やアンカーボルトと干渉しないように設置していますが、問題は柱頭です。

 

 

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当初の予定では、手前の柱頭にホールダウン20kNを2本設置することになっていましたが、現場の納まりで梁下にボルト引きの箱穴があり、ボルトとも干渉するためホールダウンを2本設置することは出来ませんでした。

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対策として20kN×2=40kNの金物が7月から発売されたとのことで、今回はこの40kNの金物を設置しすることにしました。

但し、注意したいのは上階へ貫通しているボルトは通常タイプだと40kNの引っ張り強度に耐えられないということで、上部写真のように青く色付けされた高強度のボルトを採用しなくてはいけません。そして、上階の金物も強度のバランスを取るために40kNに変更する必要があります。

 

ちなみに、2枚目の写真に写っている黒いシリンダーのようなものは「制振ダンパー」で、地震の揺れを半分程度に吸収してくれる優れモノです。

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8月 27th, 2014 at 8:48 pm

給水配管

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屋内の上下水配管が進んでいます。暮らし方や間取りによって、キッチンや浴室といった水廻り設備が2階に配置することも多くなりました。

 

給水・給湯配管はヘッダー工法によるものが主流となっていますが、このヘッダーを配置する場所にも工夫があります。

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1階に水廻りがある場合は、写真のように1階の床下=基礎部分にヘッダーを設置して、配管を直上の床まで立ち上げますが、2階にキッチンや浴室などの水廻りがある場合は、配管径や水圧により十分な吐水量を確保することが難しい場合もありますので、よくよく検討する必要があります。

最近の住宅では、道路からの水道引き込みをφ20で行う場合が増えており、市町村によってはφ20を標準にしているところもあります。しかし、まだまだφ13の場合が多く、例えば2階に浴室を設けた場合、他で湯水を使われるとシャワーの勢いが極端に落ちるケースもあります。

ですから、引込をφ20にするなど配管が太くなれば十分な水圧を見込むことが出来ますが、費用の負担も増えるるので配管による工夫も必要です。

 

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2階の水廻り用に1階の天井裏=2階の床下部分にもヘッダーを設置しました。

このヘッダーまでの主配管を太い径のものにして水圧を確保し、このヘッダーからの枝配管は通常のφ13で施工します。ちなみに蛇口や設備へ接続する配管はφ13が規準となっていますので、φ20で配管したとしても径を絞る必要があります。

ヘッダー配管の場合、配管径の種類は10A、13A、16A、20Aがあり、数字がそれぞれの径を示しています。同時使用する器具の種類と優先順位、配管延長、高低差などを考慮して決めなくてはいけませんね。

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8月 18th, 2014 at 8:32 pm

建て方上棟ですが・・・。

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本日はお日柄も宜しく・・・午後から雷雨でしたが建て方は何とか母屋伏せまで進みました。

 

と、その前に昨日の話ですが、仮設足場の設置状況を確認に行きました。3階建てなので高さもさることなら、電線との距離が気になって・・・。

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最上部の高圧線との距離は屋根から2m前後確保出来ると、事前の中部電力との現地打合せで確認していましたが、足場に昇ってよくよく見てみると、電柱のトランスと開閉器が屋根に当たりそうな微妙な高さ。直ぐに現場から中部電力の担当者に連絡して対応を依頼しました。

 

そして本日。

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上空の高圧電線を避けながらなので、レッカーの操作に難ありなのは理解出来ますが、若干高齢なオペさんは大工さんの合図と息が合わず、大工さんはレッカー操作にブリブリでした(苦笑

 

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どんどん組み上がっていく・・・トランスと開閉器が目の前に迫ってきます。

いつまで経っても中部電力が来る気配がないので、午前11時頃に再度連絡。直ぐに技術の方がやってきて、お昼12時前には高所作業車がきて保護管を設置してくれましたが、結局屋根との高さが微妙すぎて、保護管を付けたとは言うものの大工さんが電線に接触する可能性が非常に高いので、担当者からトランスと開閉器を遮断する提案をもらいましたが、結局屋根が当たる可能性は否めないということで、トランスと開閉器を撤去の手配となりました。

 

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午後4時頃・・・やってきました大量の高所作業車。

近くの電柱から高圧線を引き直して回路を変更し、トランスと開閉器の撤去も含めて小一時間で終了・・・大量の技術力に圧倒されますね。

今回は事前に現場立ち会いして3階建てが建つことを伝えていたために素早い対応してくれましたが、普通に頼むと1ヶ月以上掛かりそうな工事内容です。しかし、敢えて言うなら昨日のうちにやって欲しかったですね。

 

 

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台風11号の影響か、雷雨で作業を一時中断しましたが、今日は何とか母屋伏せまで進みました。

オペがもっと上手なら屋根伏せまで出来ていたかも知れませんね。

 

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作業終了後、天候不順等言うこともありますが、何も言わなくても大工さん達は全面シート囲いまで手際良くしてくれました。

こういう基本的なことが言わなくても出来る職人さんなら安心して現場を任せられますね。

明日は屋根の仕上げと建て方しまいで、暫くは賑やかな状況が続きます(笑

 

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8月 6th, 2014 at 10:58 pm

基礎断熱

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土台伏せが終わり、1階床組みまで進みました。

今回は全熱交換型の第一種換気設備を採用しており、1階の床下・・・つまり基礎の内部も室内の空気を循環させるため、基礎の内側に断熱材を貼り付けます。

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第一種換気:まだまだ聞きなれない言葉ですが、全熱交換によりエアコンなどの空調負荷も低減することが出来ます。また、1階の床下も居室の空気と同じ温度になるので、冬はつま先が冷える・・・といった不快とは無縁です。床暖房ほどの暖かさになる訳ではありませんが、寒い季節にそれなりに暖房していれば床も室温と同じになるので、とても重宝します。

 

そういう観点から基礎の断熱は重要です。

基礎外周部に接する立上り部分も、熱橋対策として断熱材の折り返しを行います。また、どうしても施工誤差で生じてしまう断熱材の隙間は、1液タイプの発泡ウレタンを充填して対処しています。ウレタンスプレーを1本持参しましたが、既に大工さんが大半を施工済みで意識の高さに嬉しくなります。

基礎の立上りコンクリートを打設する際に断熱材を型枠に貼り付けて打込みする方法もありますが、この場合、型枠を脱型した後のコンクリートの状況が確認出来ず、豆板等があったとしても確認出来ないデメリットの方が大きいと判断し、断熱材は後貼りとしています。

 

基礎コンクリートは蓄熱層にもなり急激な温度変化を生じにくく、地面に接しているため1年を通じて安定した温度が確保できます。また、居室の空気を循環させることで湿気がこもり難く、シロアリ対策にも貢献します。

Written by architecter

8月 4th, 2014 at 9:55 pm

立上りコンクリート打設

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基礎立上りコンクリート打設で、ベースと同じく27-18-25Nです。

今回、ポンプ車のオペが横着をしました。知らなかったとは言え、コンクリートを扱うものなら常識として、次回同じことをしたら生コン1車持ち帰りを言い渡して作業開始です。

 

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打設に先立ち、型枠寸法の再確認とアンカーボルト・ホールダウンアンカーの長さと埋設長さ、設置位置とコンクリートからの出の寸法を確認します。

通常2階建てならホールダウンアンカーは6~8本程度ですが、今回は3階建てということで36本もあり、やはり開口部付近は応力が集中するためか密に配置されています。

 

アンカーボルト類の田植え設置・・・コンクリートを打設してから埋め込むのは禁止とし、予め設置位置に高さの調整と共に固定しておきます。こうすることで忘れがなくなり、特にホールダウンは筋違の足元との干渉を避けるために芯ズレ納めをさせるので、精度の向上が期待できます。

 

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当然立上りコンクリートでも受け入れ検査をしていますが、ほとんどの検査室は型枠にコンクリートを入れたばかりのテストピースをその場で持ち帰ってしまいます。

あるプラントの試験室は、現場で型枠にコンクリートを入れたテストピースを24時間程度経過してから改めて回収にきます。面倒ですが・・・JISではそうなっているそうです。確かに、コンクリートが柔らかい状態で現場からプラントまで車から振動を受ければ、重い骨材は沈み、水分は上昇して分離するかも? そう考えると24時間たってから回収する検査室は正解ですね。

 

Written by architecter

7月 29th, 2014 at 9:46 pm