Architect Labo

設計の徒然日記

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金物取付け

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建て方から約3週間・・・ようやく金物の取付け目処がつきました。

お盆休みもあり、毎日必ず雨が降るような悪天候のなか、大工さんは毎日ブルーシートを捲ったり囲ったりの繰り返しでご苦労様です。

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3階建は構造の負担が大きいため、柱脚にはホールダウン金物が多数取り付けられています。基礎から土台を固定するアンカーボルトの他にホールダウン用のφ16の太くて長いボルトも設置します。

以前にも書きましたが、30坪程度の2階建てならホールダウン用アンカーボルトは5~6本程度ですが、今回の3階建は36本もあります。基礎に埋め込む場合は事前に筋違の位置やアンカーボルトと干渉しないように設置していますが、問題は柱頭です。

 

 

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当初の予定では、手前の柱頭にホールダウン20kNを2本設置することになっていましたが、現場の納まりで梁下にボルト引きの箱穴があり、ボルトとも干渉するためホールダウンを2本設置することは出来ませんでした。

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対策として20kN×2=40kNの金物が7月から発売されたとのことで、今回はこの40kNの金物を設置しすることにしました。

但し、注意したいのは上階へ貫通しているボルトは通常タイプだと40kNの引っ張り強度に耐えられないということで、上部写真のように青く色付けされた高強度のボルトを採用しなくてはいけません。そして、上階の金物も強度のバランスを取るために40kNに変更する必要があります。

 

ちなみに、2枚目の写真に写っている黒いシリンダーのようなものは「制振ダンパー」で、地震の揺れを半分程度に吸収してくれる優れモノです。

Written by architecter

8月 27th, 2014 at 8:48 pm

土台伏せ

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八田のC邸ではモデルハウスの土台伏せが始まりました。

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年度末&増税前で例年になく超多忙な時期を迎えていますが、今日は仮設業者さんも大工さんも精一杯動いてくれています。

明日12日に建て方をして筋違や補強金物を取付けますが、今回は制振ダンパーも取付けます。そして15日(土)・16日(日)の両日で制振ダンパーによる地震効果の体感イベントを開催します。

 

 

制振ダンパーって何??

今日は東日本大震災発生から3年を迎えました。震災で被害を受けられた方には心よりお見舞い申し上げると共に、 復興に尽力されて いる皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします

震災以降、住まいを建てようと考えられている方は、地震対策について当然のごとく関心が高くなっています。例えば「大きな地震には何回耐えられますか??」このようなご質問を頂くこともあります。

最初の大きな地震には耐えられても、繰り返し襲ってくる大きな余震に対してどのような対策が取られているのか・・・本気で住まいを建てようと考えている方の視点は以前と変わってきています。

そうしたお客様の不安にお応えするべく、制振ダンパーを全棟に搭載することにしました。

 

「制振」って聞きなれない言葉ですね? 「耐震」や「免震」なら聞いたことあるという方が殆んどだと思います。耐震や免震は様々な情報が出回っているので割愛するとして、制振は油圧ダンパーや減衰ゴム等の装置を構造体に設置して、地震による揺れを吸収させるのが最大の特徴です。

地震の揺れに対抗する「耐震」、揺れを伝えない「免震」、そして揺れを吸収する「制振」・・・そんなイメージでしょうか。


耐震、免震、制振にはそれぞれの特徴があります。最低限として耐震は必要ですが、建物をただ硬くするだけでは柔軟性が失われ、部材の強度を上回る力が加わると、破断して一気に耐力が減少してしまう危険性があります。ですから耐震と制振を組み合わせ、繰り返し襲ってくる大きな余震に対しても、大切な家族と財産を守る住まいをご提供していくことが使命だと考えています。

 

体感イベントでは制振ダンパーがある場合と無い場合の揺れ方の違いを感じて頂けますので、是非ご来場下さい。

Written by architecter

3月 11th, 2014 at 8:50 pm