Architect Labo

設計の徒然日記

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太陽光発電の効果

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昨年の夏に完成したお住まいへ1年点検に行ってきました。

今回の点検で伺ったお住まいは新築時から太陽光発電を設置していたため、今回の点検でちょうど1年を通じて発電した状況が確認出来、その効果には驚きました。

一般的に最も普及している太陽光発電の設置容量は3kw程度になりますが、こちらのお住まいでは5.5kwを設置していますので、住宅としてはかなり大きい容量になるとおもいます。また、現在主流になりつつある「単結晶+アモルファスのハイブリッド(HIT)太陽光発電パネル」なので、昼間に雨が降っているような曇天でも僅かながら発電します。

常時住まわれているのは、ご夫婦とご子息(成人)そしてご両親の大人が5名で、ご両親は日中もご在宅なのでそれなりに電気の使用量はあるものと思われます。

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そして1年間の積算を見せて頂くと・・・太陽光発電による自給率は88%となっており、こうした発電量、消費量、売電量、買電量などが視覚として分かるため、住まう人の節電意識にも大きく働きかけ、電気料金は売電と節電の相互作用により以前の1/3程度にまで下がっているとのことでした。また、設置されたのが昨年ですから買い取りの電力単価も48/kw円と、現在の42円よりも高いので更にメリットは大きく感じられていることと思います。

 

余談ですが、太陽光発電は夏場の直射日光で最大の発電をすると思われがちですが、夏場は発電パネルの温度が上がって発電効率が低下し、冬は日照時間の短さから、季節としては春と秋が最も効率の良い発電をします。そして、設置したパネルの発電容量に対して100%の電力を発電する訳ではありません。こちらのお住まいでも、パネルで目にした最大値は4.8kwだということです。

 

太陽光発電ではメガソーラーが稼働を始めています。原子力発電所の事故以降、自然エネルギーの感心がとても高くなっていますが、太陽光以外にも風力などが加われば夜間でも発電出来るようになり、環境負荷の低減にも繋がるのではないでしょうか。しかし・・・風力は大型の発電設備ばかりで、住宅用の小型はなかなか見られませんね。

来月には、昨年建てられたお客様が新規に3kwの太陽光発電を設置することになっています。こちらも築1年間は太陽光発電無しで住まわれていますので、設置による成果がどの程度感じられるのかとても興味がありますね。

Written by architecter

8月 22nd, 2011 at 7:13 pm